05013-180116 Macで親指シフト(orzレイアウト)の設定の詳細
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さて、その設定の内容を簡単に解説いたします。親指シフトするためのシンプルでミニマルな設定になっております。
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キーボードを親指シフト化します。つまりすべてのかなを1打鍵で入力可能にする。その際、特殊な設定はしないことが大切。ただただ文字入力だけを親指シフト化します。 なおオリジナルの親指シフトでは右手小指ホームポジションの一つ右隣(JIS配列でいう「:」キー)に「後退」、そのまた右隣(JIS配列でいう「]」キー)に「取消」が割り当てられていて不便。deleteもescも使用頻度は低いし、deleteしたいときはホームポジションのままcontrol+hでOK(あるいはもちろん本来のdeleteキーでもOK)なので、こんな場所にある必要はありません。その部分はJIS配列のキーのまま変更していません。
右側半分のキーを、右に1列ずらします。これが「Oyayubi Right Zurashi」。「orzレイアウト」たるゆえん。大東さんによって実現した配列です。こうすることで、「かな」キーが右手親指の自然な位置に来るため、右親指シフトとして使いやすくなります。 https://gyazo.com/621ca0f4b1fe13e4988f1fb3f2d11785
「Lacaille」でorzレイアウトに設定すると、色々と不具合が生じます。control+hを押し続けても連続deleteされなかったり、パスワードを入力するときにはorzになっていなかったり。「今、ずれてる?ずれてない?」という疑問がつきまといました。「Karabiner」でorzにすると、Macで自分のアカンウトにログインした後は、常時、orz状態。だから1列右隣にホームポジションとして右手を置くだけで、完全に通常のキー操作ができるのです。「ずれ」を意識する機会は皆無。当然、一切キーボードを見ることなく完全なタッチタイピング(ブラインドタッチ)ができます。非常に快適。 さらに、キーボードを2台並べて「デュアルキーボード」として使う場合も、shift、control、commandといった機能キーがキーボードをまたいで作用します。左手で左キーボードのcontrolキーを押しながら右手で右キーボードの「h」キーを押してdeleteするといったことができます。研究室のMacに2台の「HHKB Professional JP」をつないで「デュアルキーボード」にしているshioには、これがKarabinerを使う大きなメリットです。 https://flic.kr/p/22ctesz https://farm5.staticflickr.com/4678/38854844065_40a0f3cc9a_k.jpg
この設定は、汎用の「JISキーボード」を親指シフト化するorzレイアウトの理想形を目指しています。
23年間ローマ字入力をした後、2011年4月1日に親指シフトを始めたshioの経験に基づき、長年ローマ字入力に慣れ親しんだ人が新たにJISキーボードに親指シフトを設定してトライするとき最も楽に移行できるよう、最低限の変更にとどめております。これと異なる配列をお好みの方はどうぞご自由に変更してお使いくださいませ。
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